本日は久しぶりに読書をしていました。
私の大好きな歌手の、さだまさしさんが書かれた【精霊流し】を読んでいました。
そうですね、これでレコード大賞作詞賞を取った程の、さだまさしさんといったら!というくらい有名な曲の小説です。
まだ読み始めたばかりではありますが、とても自分にリンクする場面があり、感極まってしまいました。
父の経営する会社の倒産で、それまでの大きな家から一変、古く傾いた二軒長屋の一軒に家族6人で住むこととなった主人公一家。
その長屋の裏手の小さな庭はジメジメしていて薄暗かったが、夏になると、【ユキノシタ】という白い花が咲く……。
その、ユキノシタが好きだ、と祖母が言っていた。と、これは母の記憶だ。
選んでまで好きだ、というような派手な花でもないと雅彦は思う。むしろドクダミのように、申し訳なさそうに咲く花なのである。
成長してこの祖母の言葉を振り返って吟味したとき、それは、追いつめられていたあの頃の父への、祖母にとっては一人息子だった父への、精一杯のエールではなかったかと雅彦には思えるのである。
「貧乏は買い付けじゃないけん」
そう言った祖母の言葉は、どんなに辛くとも、どこに暮らそうとも、そこが自ら望んだ場所であるという喜びと決心を持って生きよ、という強いエールだったと思う。
(一部抜粋)
ユキノという言葉が入っていたので、とても気になり実際にユキノシタを調べてみると確かに控えめですが綺麗な強い花なのだと思いました。
そして、ユキノシタは雪が積もっていてもその下に緑の葉を付ける生命力から名付けられたとされるそうです!
実際今雪の下に居るような…復帰ができるまで皆さんとお会い出来ることをただじっと待っているしかないこの時間…辛いと嘆くよりもこうして沢山の教養や何かを考える時間にあてて、咲いた暁には控えめであれども一層キレイに咲いてやろう!
そんな風に心打たれました。
そしてそんなユキノシタの花言葉は「深い愛情」らしいです💕
深い愛情で癒しの時間を……うーん、そんな時間を提供できましたら……良いですね☺️
まだ半分も読んでいませんがこのボリューム!そして、半分も読んでいないのにやけにこの長ったらしい感想!
いや、さすが五本の指に入る大好きな歌手・さだまさしさんです!
…ここまで読んで下さった貴方様、ありがとうございます♪ユキノシタですね♪
❄️乃木 ゆきの❄️
店名
癒月 北上店北上 一関